上戸彩と損保ジャパンダの微妙な関係

写真フィルムの世界的ブランド「アグフア」を製造するドイツのアグフア・フォト社が破産したそうです。日本の富士写真フイルムアメリカのイーストマン・コダックの2社に次ぐ世界3位のフィルム・ブランドでしたが、近年のデジタルカメラの普及で業績が悪化し、昨年の11月にフィルム事業部門はそれまでのアグフア・ゲバルト社から分割・新設されたアグフア・フォト社がその事業を継承していました。ですが残念な結果になってしまった模様です。生来のマイナー志向と「ゲバルト」の語感に惹かれて、かつてフィルムを買うときはアグフアを好んで買っていた自分としては寂しいニュースです。
しかし、デジタルカメラが最早圧倒的であることは火を見るよりも明らかな情勢です。聞いた話ですが、プロはもうほとんどがデジカメ(と言っても、1000万画素を余裕で超える超高級機種ですが)を使っているそうです。そんな事を聞いてしまうと、このようなアグフアの破産も時代の必然なのかな、と思ってしまったりもします。富士写真フイルムFinepixなど、デジタルカメラでもヒットモデルを出していますが一方の巨人、イーストマン・コダックはどうなのでしょう。ホームページを見るとデジタルカメラにも手を染めてはいるようですが、商品自体あまり日本市場では見ないような気がします。
アグフアの限界は、消耗品としてのソフトを必要としないデジタルカメラが猛烈な勢いで市場を席巻していく中で、ハード側の開発に手を染められなかった点にあるような気がします。アグフア・フォトの日本向けページを見ると、デジカメからのプリント・サービスは行っているようですが、家庭用プリンタの画質が日進月歩で向上していく現在においては、やはりそれのみでの展開は困難だったのでしょう。破産申請をした今後どうなるかは分かりませんが、ぜひとも「アグフア」のブランドを絶やすことなく、また新たな形でスタートを切ってもらいたいと思います。偶像ピロソピアは個人的にアグフア・グループを応援します。


(表題に全く触れていないのでこのあとも続きます)