確かに『自由形』ではありますが。
今月17日に発売の、「てんかりん」こと橋本甜歌の1st写真集『じゆーがた』。
amazonなどネット書店では予約が開始されたようなのですが…
- 作者: 河野英喜
- 出版社/メーカー: 辰巳出版
- 発売日: 2005/06/17
- メディア: 大型本
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!? (by 特攻の拓)
こら。ちょっと待ちなさいって。なんですかこの表紙は!?
一瞬目を疑ったのは何も僕ばかりではないでしょう。いえ、何も「水着はあかんだろ」とかいうつもりはないのです。
むしろそれ以前の問題です。
何が問題か?
橋本甜歌の良さが全然出ていない
と、思うんですよ。僕は。
ピュア☆ピュア Vol.30 タツミムック や Lemonteen plus (Vol.4) の表紙におけるてんかりんの方がまだ良いと思うのですが、そのあたり皆さんはどうなんでしょう。水着にしても、プール―飯田里穂写真集 の表紙の様な写真であれば別に良いと思うのですが *1、『じゆーがた』の表紙の場合、印象が「橋本甜歌」ではなく「水着」(しかもスクール水着)に収斂されてしまう点で著しく失敗だと思います。構図というか、もっとてんかりんの良い表情、魅力を引き出していてそちらが(スクール)水着に競り負けない様な写真であればまだしも、この表紙においては(スクール)水着の圧勝なわけです。「スクール水着写真集」ではなく「橋本甜歌写真集」なのですから、どうしてもっとそういう意味で「良い」写真を表紙に持ってこなかったんでしょうか、と思ったりするわけです。
実はこの表紙(程度)の写真が今回の中でいちばん良いのでは… などとマイナス方向に勘ぐってみたりもするのですが、そんな事はないはずですしまたそうでなければならないだろう、と期待を込めて言っておきます。何にせよ中身も見ておらずさらに発売前のこの時期にそこまで言うのは、写真家の河野さんはじめ関係する全てのみなさん、そしてもちろんてんかりんにも失礼だと思いますのでこの辺にしておきます。
ところで河野さんは同じくてれび戦士である飯田里穂*2 の1st、2nd写真集の撮影も担当されていますが、1STが前掲の『プール』。そして2ndが 飯田里穂2nd写真集「クロール」 。そして今回のてんかりん1stが『じゆーがた』なわけで…
([てれび戦士]+[写真集])×[河野英喜]×[辰巳出版]=[水着]
という式はこれ成り立つんでしょうか。おそらくこの中で主導的なのは辰巳出版だと思いますけども。辰巳出版の項を他の出版社に入れ替えてみると答えが変化する場合は、結構あるように思います(そして僕としてはそちらの方が良いように思います)。
冒頭の写真は1996年発売の前田亜季『SLOOPY』*3 より。時代は確実に変化し続けているのだということを認識させられる一枚です。
*1:というかこの場合は何着ていようが良い構図ですね。でもやっぱり飯田里穂のかわいさを100%出しているかといえば不充分だと思います。所属事務所である放映新社の特設ページの写真の方が数倍かわいい。 ⇒ http://www.houeishinsha.com/riho-special.html
*2:個人的にはこのりっぴーとてんかりんが現てれび戦士の双璧だと思っています。あくまで個人的には、ですが(強調)。
*3:1996.07発売。単なるデジタル写真集という枠に留まらず、ひとつの物語を基底に、写真と本人の声でそれを綴る劇詩的作品。発売元はインナーブレイン(既に倒産)。当初はLPサイズのケースで発売されたが、1998年にCDサイズのケースで再販される。現在は入手困難。