かわいい娘には旅をさせよ。

SAYAKAの芸能活動休止が伝えられたのが今月21日。翌22日には母・松田聖子と義絶状態にあると報じられたりして、ちょっとびっくりしました。たまたまライオンズマンションだかなんだかの母娘共演CMを見ていて、「はぁ〜、こうも似てる母娘ってのも珍しいな〜」などと思っていた矢先の出来事だったので…。などとやや感傷に浸っていたら、SAYAKAがday after tommorowのギタリスト北野正人と付き合ってるだの、そのday after tomorrowが今夏で解散するだの、事態は目まぐるしく動いているようです。今回の騒動に色々見方はあるのでしょうけれども、自分の見方としては、ひとまず最悪の事態は免れたかな、という感じです。松本恵(現・松本莉緒)や鈴木あみ(現・鈴木亜美)などのケースの様にならなくて良かったな、と思います。
一旦芸能界から完全に姿を消す、という点、松本恵や鈴木あみのケースと一見何ら変わらない様に見えますが、今回のSAYAKAの休業宣言は、SAYAKA本人の「顔」がきちんと見えているという点安心できると思います。こういう類のトラブルは、概して「ステージママ vs 事務所」という構図になりがちで、本人の関わらないところで勝手にトラブルが進行してそれが致命傷になるというパターンがほとんどだった様な気がします。まぁ、今回の場合「ステージママ」と「事務所」が同じと言うかなり特異な状況ではあるのでこれらと一緒に考えるべきではないのかもしれませんが…。
しかしそれにしても、きちんとしたSAYAKA本人の意思が感じられるのは良い事だと思います。一度全てをゼロにして、もう一度やり直すというSAYAKAの心意気や良し。偶像ピロソピアはSAYAKAのそんな心意気を応援したい。


尤も、今のSAYAKAの状況は没個性的で、正直「松田聖子の娘」としてしか見られていなかった(=SAYAKA本人のオリジナルな存在理由が無い)事は事実ですし、歌手なのかアイドルなのか女優なのかよく分からない人、であったのも確かです。偉大な親を持つ子は苦労すると言いますが、今回の事は「松田聖子の娘のSAYAKA」ではない、新しいオリジナルな「SAYAKA」を作り上げていくという事にも繋がるのではないでしょうか。やや荒療治ではあるかな、とは思いますが。


ちなみに、「松田聖子育ての親」と良く言われるプロデューサーの酒井政利氏が、今回の騒動に関して非常に的確な考察をしている(と思う)のでご紹介。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050524-00000011-ykf-ent
夕刊フジの記事をこんなに真剣に精読したのは初めてです。